棟梁の仕事ブログ
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建築専門学校時代の友人の熊本地震復興古民家再生工事! [仕事、現場、職人]
先日、いつもお世話になっている木材の製材所の専務さんがわざわざわ
白木建設の作業場に挨拶に来て下さいました。
その時に木材の事をいろいろ話した内容がとても熱かったので紹介したいと思います。
この製材所は熊本県の大津にある製材所でいつも良質な木材を厳選して白木建設に提供して
もらっています。もちろん阿蘇 はなびしの新しくした構造材や私の家の構造材や今まで建てた家の
構造材はこの製材所の材木です。
その専務さんが挨拶に来られたのはこの製材所の材木の良さをわかって使って頂いている大工さんや
工務店を大事にしないと生き残ることが出来ないと。
最近はKD材といって高温の熱風を当てて高速乾燥させる木材が主流ですが、
専務さんにいわせるとKD材は木材ではなく工業製品ですよ。とおっしゃっていました。
私もそう思います。高温で急速に乾燥させる事で木の性質である調湿効果が全くなくなってしまって
木が死んでしまっているのです。もちろん強度もありません。自然乾燥した木材は確かに乾燥するにつれて
割れ、反り、曲がりなどが出てきます。でもそれは木が生きている証拠なのです。確かにそういう材木を
刻む大工さんは大変ですよね。でも自然に乾燥すればするほど木材の強度は上がり続けます。残念な事に
KD材は、製品になってからは強度は上がりません。専務さんも私もKD材は信用していません。
家の骨組みになる大事な木材を責任持って納められないといけないと。
私も全く同感で自分の家にKD材を使わないのにお客様の家にKD材なんか使えないですよね。
自分が建てた家には責任を持ちたいと私は思って一軒一軒建てているので同じ思いの専務さんがいる
製材所の材木でこれからも建てていきたいと思っています。
帰りにぎわに専務さんがおっしゃっていましたが分かる人には分かる。
わからない人にうちの材木をいくら推しても伝わらないと。
だからわかってくれている大工さんや工務店を大事に挨拶して回っていると。
こちらこそ良質な材木を厳選していつも提供して頂いているので
欠かせない存在なのでいつまでも継承して行って下さいと伝えました。
私もこの素晴らしい日本建築の骨組みだけは何とかして伝承していかないといけないと強く
思った貴重な時間でした。
久しぶりに熱くなり過ぎてしまいました(^^)
今日もその製材所の材木で建てた阿蘇 はなびしの骨組みをブログにアップしたいと思います。
この画像は、はなびしの店舗棟の2階部分の骨組みです。
製材所がこだわっている木材の切り時期と木材の質がいいので
構造材なのに化粧で現しにしている敷き梁や地高梁、桁など
カビ1つなく綺麗な立派な材木です。
小屋組の黒い材木は92年前の建築当時の材木です。
これこそ木は時間が経てば経つほど強度が上がりますからガチガチでした。
この画像も2階部分の骨組みです。
新しい材木と古材との融合が何とも言えない迫力というか重みと言うか
いい感じに思うのは私だけでしょうか?
いいと思うけどなぁ~。やっぱり木が好きなんでしょうね(^^)
次のブログもなるべく早く更新したいと思います。
白木建設の作業場に挨拶に来て下さいました。
その時に木材の事をいろいろ話した内容がとても熱かったので紹介したいと思います。
この製材所は熊本県の大津にある製材所でいつも良質な木材を厳選して白木建設に提供して
もらっています。もちろん阿蘇 はなびしの新しくした構造材や私の家の構造材や今まで建てた家の
構造材はこの製材所の材木です。
その専務さんが挨拶に来られたのはこの製材所の材木の良さをわかって使って頂いている大工さんや
工務店を大事にしないと生き残ることが出来ないと。
最近はKD材といって高温の熱風を当てて高速乾燥させる木材が主流ですが、
専務さんにいわせるとKD材は木材ではなく工業製品ですよ。とおっしゃっていました。
私もそう思います。高温で急速に乾燥させる事で木の性質である調湿効果が全くなくなってしまって
木が死んでしまっているのです。もちろん強度もありません。自然乾燥した木材は確かに乾燥するにつれて
割れ、反り、曲がりなどが出てきます。でもそれは木が生きている証拠なのです。確かにそういう材木を
刻む大工さんは大変ですよね。でも自然に乾燥すればするほど木材の強度は上がり続けます。残念な事に
KD材は、製品になってからは強度は上がりません。専務さんも私もKD材は信用していません。
家の骨組みになる大事な木材を責任持って納められないといけないと。
私も全く同感で自分の家にKD材を使わないのにお客様の家にKD材なんか使えないですよね。
自分が建てた家には責任を持ちたいと私は思って一軒一軒建てているので同じ思いの専務さんがいる
製材所の材木でこれからも建てていきたいと思っています。
帰りにぎわに専務さんがおっしゃっていましたが分かる人には分かる。
わからない人にうちの材木をいくら推しても伝わらないと。
だからわかってくれている大工さんや工務店を大事に挨拶して回っていると。
こちらこそ良質な材木を厳選していつも提供して頂いているので
欠かせない存在なのでいつまでも継承して行って下さいと伝えました。
私もこの素晴らしい日本建築の骨組みだけは何とかして伝承していかないといけないと強く
思った貴重な時間でした。
久しぶりに熱くなり過ぎてしまいました(^^)
今日もその製材所の材木で建てた阿蘇 はなびしの骨組みをブログにアップしたいと思います。
この画像は、はなびしの店舗棟の2階部分の骨組みです。
製材所がこだわっている木材の切り時期と木材の質がいいので
構造材なのに化粧で現しにしている敷き梁や地高梁、桁など
カビ1つなく綺麗な立派な材木です。
小屋組の黒い材木は92年前の建築当時の材木です。
これこそ木は時間が経てば経つほど強度が上がりますからガチガチでした。
この画像も2階部分の骨組みです。
新しい材木と古材との融合が何とも言えない迫力というか重みと言うか
いい感じに思うのは私だけでしょうか?
いいと思うけどなぁ~。やっぱり木が好きなんでしょうね(^^)
次のブログもなるべく早く更新したいと思います。
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