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長男坊の釘打ち!棟梁のファミリーブログ

投稿日時:2014/08/16(土) 10:40

この間、保育園から帰って来た長男坊が釘打ちをしたいと言うので打たせてみました。
最初釘が立つまで左手で釘を支えながら片手で釘を打つのですが、金づちが重たいらしく何度も手を叩き『痛って!痛って』といいながら一生懸命釘打ちをしていました。
今回はなぜか根気があるなぁ~っと思っていると釘打ちが終わると『俺釘打ち頑張ったけん、何かお菓子ちょうだい!』と言って私達の3時のお茶菓子を大量に食べて帰って行きました^_^自分なりに手伝いしたつもりなんでしょうね。
大きくなったら大工さんになってくれたらいいのですが…。頼むぞ長男坊!
 

大黒柱に高さの違う梁の差し合わせ!棟梁の仕事ブログ

投稿日時:2014/08/16(土) 10:17

大黒柱に高さの違う梁の差し合わせをアップしますね~。
これが大黒柱に高さの違う梁が差さった状態の画像です。
二枚ボソで栓穴が4つ掘られています。大黒柱と梁がピッシャリ引き寄せられています。
この画像を見ると桁の高さより梁が下がっているのがわかりますかねぇ。この梁は敷き梁になるので桁上端から7寸梁が下がって桁下端とバッチリ合う様になっています。
全体的に見るとこんな感じです。敷き梁なので下端には柱のボソ穴だけしかありません。チョットわかりにくいので現場で納まった状態の画像をまたアップしますね~。
 

大黒柱に桁、梁の差し合わせ!棟梁の仕事ブログ

投稿日時:2014/08/15(金) 11:43

大黒柱に桁が2本差さって引きボソという仕口と梁の二枚ボソの差し合わせを紹介しますね~。
これが大黒柱に3方向から桁が2本と高さが違う梁が一本差さる差し物の柱側の仕口です。ボソ穴と栓穴がみえますがこの様な墨付けも全てあの差し付け板で出来るんですよ。もちろん梁や桁側も墨付けできます。
1方向からの桁が差さった状態です。栓穴が4つ見えると思いますが、これが引きボソという仕口です。
右方向と左方向からホゾが入って来て互いに両方から引きつけあっています。この仕口だと7寸角(約210ミリ)ある大黒柱が真っ二つに割れないとホゾは抜けません。ということは絶対にホゾは抜けないということです。すごいですよね~。木組だけでこれだけの強度が出せるんですから。絶対に後世に伝えていかないといけない技術だと思います。

次は大黒柱に高さの違う梁を差し合わせしたとこをアップしますね~。

通し柱の差し合わせ!棟梁の仕事ブログ

投稿日時:2014/08/14(木) 16:30

久しぶりのブログの更新です。棟上げ前になってブログの更新が疎かになってしまい申し訳ありません。
実は8月10日に無事に棟が上がりました!お施主様、並びに近隣の皆様にご迷惑をおかけしましたが、ご協力頂き餅まきまで無事に行うことができました。本当にありがとうございました。

ここからは、現場とブログにタイムラグが生じますがなるべく早く現場に追いつく様にブログも頑張ります!
今日は角の通し柱の差し合わせの様子をアップしますね~。
この間、紹介した差し付け板を使って墨を付けて刻んだ柱と桁と梁を差し合わせて行きます。柱は四面平らな面で成り立っていますがその面に差さってくるホゾを割り付けたり墨付けたり柱に墨を付けたり一本の柱に対し差し付け板も一本でその柱に何本差さって来ても割付や墨付けが出来る優れものの定規なんですよ。上の画像の様に大きさの違う角材が違う方向から2本差さってくる簡単な仕口から大黒柱などに差さってくる複雑な仕口から全てこの差し付け板があれば間違いなく墨を付けて刻むことができます。
上の画像は、桁背270ミリの角材に二枚ボソを付けて差し合わせている様子です。
呼び栓を打ってピッシャリ食らいつきました。
栓を打つ為に穴が空いていますが、柱の穴と桁のホゾの穴が3ミリほどズラして穴を空けています。
樫の栓を打ち込めば打ち込むほど柱の方に引き寄せられる様に造っています。
本栓を取る時に栓を打ち込んでいくたびにグスグスっと柱の方に引き寄せられてピッシャリ柱と桁がくっ付くとやっぱり大工はやめられんなぁ~と思う瞬間です。この柱にもう一本差し合わせしたら、この柱の差し合わせは完了です。
もう一本の桁の差し合わせもピッシャリ柱と桁がくっ付いています。
これでこの通し柱の差し合わせは完了です。この工法だとどんなに引き抜けの力がかかってもホゾは絶対に抜けません。
木材のみで強度を出す為に昔から実践されてきたこの様な技法が本物の伝統工法だと私は思います。
 

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