棟梁の仕事ブログ
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本格入母屋造の土壁平屋建て新築工事の振り隅木の落としカギ部分(納まり)の墨付けの仕方を解説! [仕事、現場、職人]
先週は暖かい日が続いたと思ったら今週はまた寒くなったりと作業服の着込み具合を毎朝
調整するのが面倒ですが何とかうまく調整して毎日墨付けを頑張っています。
この間は棒隅木の落とし掛かりの墨付けを解説しました。
今、墨を付けているお宅は入母屋造りで大屋根の隅木は棒隅木で付け(飛び出した)入母屋部分は
振り隅木になっています。どうして棒隅木と振り隅木を使い分けるのかを説明すると長くなるので今回は
やめときます。
ということで、今回は振り隅木の落とし掛かりの墨付けを解説したいと思います。

この写真は、軒桁の横側(腹部分)を撮った隅木の落とし掛かりの墨付工の着工前の写真です。

この写真も軒桁の上端から撮った墨付け前の写真です。

では振り隅木の落とし掛かり部分の墨付の仕方を解説していきたいと思います。
まずこの隅木は桁側四寸五分勾配、入母屋側四寸勾配で通称五分振りです。
写真のように差金を桁行側の芯墨に勾配通りに四寸の四寸五分に合わせます。
ここで間違えてはならないのが隅木を振らす方向です。入母屋側の垂木勾配が4寸になるように
隅木を振らせなければなりません。ということは桁行側の垂木勾配は四寸五分になります。
この部分の振り隅木は通常は本中(桁行側の芯墨から)で振らすのですが
私は出中(桁行側の桁の外面から)で振らしています。
その証に桁行側の芯と入母屋側の芯の交点を隅木の芯墨が通っていませんよね。
これも説明すると長くなるのでここではやめときます。どうしても疑問に思う方は実物で説明したいと思います。
これで五分振りの振り隅木の芯が出ました。

次にこの間解説した棒隅木と同様に隅木芯から左右に隅木幅の半分の寸法振り分けて墨を付けて
振り隅木芯墨を出した時と同様に差金を桁行側の芯墨に4寸の4寸五分に合わせて隅木の幅を付けます。
これで振り隅木の角度と幅が軒桁の上端につきました。
今日は、ここまでにしときます。続きはまた後日に解説しますね。

調整するのが面倒ですが何とかうまく調整して毎日墨付けを頑張っています。
この間は棒隅木の落とし掛かりの墨付けを解説しました。
今、墨を付けているお宅は入母屋造りで大屋根の隅木は棒隅木で付け(飛び出した)入母屋部分は
振り隅木になっています。どうして棒隅木と振り隅木を使い分けるのかを説明すると長くなるので今回は
やめときます。
ということで、今回は振り隅木の落とし掛かりの墨付けを解説したいと思います。

この写真は、軒桁の横側(腹部分)を撮った隅木の落とし掛かりの墨付工の着工前の写真です。

この写真も軒桁の上端から撮った墨付け前の写真です。

では振り隅木の落とし掛かり部分の墨付の仕方を解説していきたいと思います。
まずこの隅木は桁側四寸五分勾配、入母屋側四寸勾配で通称五分振りです。
写真のように差金を桁行側の芯墨に勾配通りに四寸の四寸五分に合わせます。
ここで間違えてはならないのが隅木を振らす方向です。入母屋側の垂木勾配が4寸になるように
隅木を振らせなければなりません。ということは桁行側の垂木勾配は四寸五分になります。
この部分の振り隅木は通常は本中(桁行側の芯墨から)で振らすのですが
私は出中(桁行側の桁の外面から)で振らしています。
その証に桁行側の芯と入母屋側の芯の交点を隅木の芯墨が通っていませんよね。
これも説明すると長くなるのでここではやめときます。どうしても疑問に思う方は実物で説明したいと思います。
これで五分振りの振り隅木の芯が出ました。

次にこの間解説した棒隅木と同様に隅木芯から左右に隅木幅の半分の寸法振り分けて墨を付けて
振り隅木芯墨を出した時と同様に差金を桁行側の芯墨に4寸の4寸五分に合わせて隅木の幅を付けます。
これで振り隅木の角度と幅が軒桁の上端につきました。
今日は、ここまでにしときます。続きはまた後日に解説しますね。

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