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図板の製図! [仕事、現場、職人]

投稿日時:2014/06/15(日) 17:38rss

6月になり受注している新築工事も動き出そうとした途端、修繕工事や見積り依頼、介護保険改修工事の書類作成などで急にバタバタして棟梁のブログも疎かになってしまい申し訳ないです。
今日は、手刻みするには絶対に欠かせない図板という物を紹介します。
これが、手刻みするには絶対に欠かせない図板というものです。
設計図をもとに土台伏図、1階小屋伏図、2階小屋伏図を板の上に書きます。この図板だけで土台、大引、桁、梁、2重梁、三引、高梁、棟木、柱などほとんどの部材が墨付けできます。
図板の右側にあるのが墨差しと墨壺です。このふたつの道具で墨で線を引いたり、墨壺の糸を弾いて長い直線を付けたりします。
図板の真ん中に置いてあるのが差し金という道具です。直角に線を引いたりするための定規みたいなものです。
しかしそれだけではなく勾配なども計算せず差し金一本で出せます。それに差し金で丸太からどれ位の大きさの角柱が取れるかなども差し金でわかります。優れた道具でしょう。これらの道具も伝統なので私達が伝承していかないといけないと思います。
図板の下にある角材が間竿といって建物の柱の間隔や材料の長さなどを決めるための定規です。
これらの道具を使って墨を付けていきます。
昨日、土台の墨付けが終わったので明日からは大引の墨付けです。

よーし!明日からも頑張るぞ~!今の大工さんのほとんどが墨付けや手刻みをやらずにプレカットといって工場で刻んで来ますが、私は最後の1人になってもこの墨付けと手刻みは辞めませんよ!プレカットで角材しか刻めない(使えない)家より絶対に伝統工法の家の方が強いとわかっていてお客さんにプレカットで家を提供出来ないです。一大工として。
墨を付けて手刻み出来るのなら日本の伝統建築を伝承して行けるよう頑張ります!
墨付け出来て手刻み出来る大工さん。どんどん手刻みしましょうよ。そして素晴らしい技術をみんなで後世に伝えて行きましょう!
 

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