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本格入母屋造の土壁平屋建て新築工事の振り隅木の落としカギ部分(納まり)の刻み!棟梁の仕事ブログ

投稿日時:2016/02/27(土) 12:37

今日は、先日から紹介している振り隅木の落とし掛かり部分の刻みをアップしたいと思います!

この写真は、振り隅木部分の落とし掛かり部分を叩きノミという道具で刻んで様子です。
ある程度墨を残した状態で道具を変えて仕上げていきます。

叩きノミである程度刻んだあと今度は突きノミという道具で仕上げていきます。
突きノミで仕上げ終わると棟上げした後に隅木を納めてからまた取り外して微調整して完了です。

今週は桁材と梁材が入って来たので頑張って墨を付けたいと思います。
また梁の墨付けをブログでアップしたいと思います!

本格入母屋造の土壁平屋建て新築工事の振り隅木の落としカギ部分(納まり)の墨付けの仕方を解説!棟梁の仕事ブログ

投稿日時:2016/02/27(土) 07:00

昨日の話ですが、毎日残業ばかりで帰りが遅くいつも私が帰宅すると子供達は寝ているので子供達と過ごせず
少し疲れも溜まっていたので久しぶりに残業せず帰って風呂に入っていると長女が「バスタオル置いとくね~」っと
言って綺麗に畳んで風呂から上がったらすぐ取れる場所に置いていてくれました(^▽^)/
カミさんがしている事をちゃんと見ているんですね~。
毎日残業で疲れていましたが長女のお陰で疲れが一気に吹っ飛びました。
このまま素直で優しい子に育ってほしいものです。
 
さて今日のブログですが振り隅木の落とし掛かり部分の墨付けの続きをアップしたいと思います。
振り隅木の角度の墨の出し方が解ればあとは棒隅木と同じように墨を付けていきます。
まず口脇線の基準墨の出し方を解説しますね。隅木の高さー屋根垂木の高さ=口脇線の最上点(基準墨)
寸法で計算すると、隅木高さ4寸ー屋根垂木の高さ2寸5分=口脇線の最上点は1寸5分になります。
この寸法が計算できたら子返り(屋根垂木下端)から垂直に下方へ1寸5分下がった墨を付けます。
これが口脇線の最上点になります。この点から隅木勾配の半勾配で口脇線(隅木下端)を墨付けします。

この写真は、隅木と屋根垂木から計算した後、子返り下(垂木下端)から1寸5分下方に墨をひいて
基準の口脇線の最上点を出している様子です。

先ほど出した口脇線の最上点を通る4寸5分勾配の半勾配の2寸2分5厘勾配で口脇線をひきます。

この写真は、振り隅木の落とし掛かり部分の墨付を出中側(軒桁の外側)から撮った写真です。

この写真は、振り隅木の落とし掛かり部分の墨付を入り中側(軒桁の内側)から撮った写真です。
解りやすく説明したつもりですが文章力がないため不明な点があるとは思いますがご了承下さい。

本格入母屋造の土壁平屋建て新築工事の振り隅木の落としカギ部分(納まり)の墨付けの仕方を解説!棟梁の仕事ブログ

投稿日時:2016/02/18(木) 23:30

先週は暖かい日が続いたと思ったら今週はまた寒くなったりと作業服の着込み具合を毎朝
調整するのが面倒ですが何とかうまく調整して毎日墨付けを頑張っています。

この間は棒隅木の落とし掛かりの墨付けを解説しました。
今、墨を付けているお宅は入母屋造りで大屋根の隅木は棒隅木で付け(飛び出した)入母屋部分は
振り隅木になっています。どうして棒隅木と振り隅木を使い分けるのかを説明すると長くなるので今回は
やめときます。
ということで、今回は振り隅木の落とし掛かりの墨付けを解説したいと思います。

この写真は、軒桁の横側(腹部分)を撮った隅木の落とし掛かりの墨付工の着工前の写真です。

この写真も軒桁の上端から撮った墨付け前の写真です。

では振り隅木の落とし掛かり部分の墨付の仕方を解説していきたいと思います。
まずこの隅木は桁側四寸五分勾配、入母屋側四寸勾配で通称五分振りです。
写真のように差金を桁行側の芯墨に勾配通りに四寸の四寸五分に合わせます。
ここで間違えてはならないのが隅木を振らす方向です。入母屋側の垂木勾配が4寸になるように
隅木を振らせなければなりません。ということは桁行側の垂木勾配は四寸五分になります。
この部分の振り隅木は通常は本中(桁行側の芯墨から)で振らすのですが
私は出中(桁行側の桁の外面から)で振らしています。
その証に桁行側の芯と入母屋側の芯の交点を隅木の芯墨が通っていませんよね。
これも説明すると長くなるのでここではやめときます。どうしても疑問に思う方は実物で説明したいと思います。
これで五分振りの振り隅木の芯が出ました。

次にこの間解説した棒隅木と同様に隅木芯から左右に隅木幅の半分の寸法振り分けて墨を付けて
振り隅木芯墨を出した時と同様に差金を桁行側の芯墨に4寸の4寸五分に合わせて隅木の幅を付けます。
これで振り隅木の角度と幅が軒桁の上端につきました。
今日は、ここまでにしときます。続きはまた後日に解説しますね。

本格入母屋造の土壁平屋建て新築工事の隅木の落としカギ部分(納まり)の墨付けの仕方を解説!棟梁の仕事ブログ

投稿日時:2016/02/11(木) 00:00

積算や見積や製図が溜まりに溜まり、昼間はもちろん桁の墨付けをして夜9時頃までして
事務所で増改築の積算をしていると途中睡魔に襲われ数十分寝てしまいながらもなんとか
持ちなおし頑張っていると気が付けば3時⁈しかし全然眠くない!よ~し!この調子で終わらせようと思い
頑張りましたが結局積算は終わったのですが集計が終わらず朝になってしまいました…。
久しぶりに徹夜になってしまいました…。お客様を待たせるのは気の毒と思い頑張ってますが
なかなか終わりません…。もう少しお待ち下さい。

さて昼間といえば桁の墨付をしていますが、今日は軒桁の隅木が掛かってくる部分の落とし掛かりの墨付や
隅木の口脇線などの墨付をアップしたいと思います。

この写真は、隅木が掛かってくる部分の隅木の角度を墨付している様子の写真です。
この家の隅木は棒隅木といって軒桁に対して45度で隅木が掛かってくるので差し金を桁芯墨に五寸の五寸に
合わせれば45度の墨が出せます。この桁芯を通った45度の墨から隅木幅4寸の半芯の墨を左右2寸づつ出します。
これで45度の墨が3本引けました。これが隅木のかかる幅の墨になります。


続いて隅木の出中側(軒桁の外側)の隅木の口脇線を墨付したいと思います。
​先ほど出した隅木の幅の墨の右端と左端の墨を桁上端から垂直に2本墨を出します。
​次に小返りといって軒桁に垂木下端の墨(軒桁に垂木が乗る高さの墨)を付けます。
この垂木下端の墨の事を小返りと呼んでいます。
次にこの小返りの墨を基準に隅木の下端を計算して出します。この家の隅木の高さは4寸なので
隅木高さから化粧垂木高さの2寸5分を引くと(隅木上端と垂木上端は同じ高さになるので)
隅木の残り寸法は1寸5分になります。これが隅木の下端寸法になります。
ということは基準墨の小返り墨(垂木下端なので)から1寸5分下がったのが隅木下端になります。
(この計算は写真でいうと隅木幅の左側の隅木の下端を出す計算です。)
次に先ほど出した隅木下端の墨(左側の墨)から右側の隅木幅(4寸)までの口脇線(隅木下端)の墨を
出します。この隅木は4寸勾配(10㎝水平に線を引いてその先端から4㎝垂直に上へ線を引く。その両先端
を斜めに結んだ線が4寸勾配です。)なので隅木が45度でかかってくるので隅木下端の墨は4寸勾配の半分の
2寸勾配になります。先ほど出した隅木下の墨を通る2寸勾配の墨を引きます。
2寸勾配の墨の引き方は、軒桁の上端に1尺と2寸の目盛りを合わせて先ほど出した隅木下の墨を通るように
引きます。これで出中側(軒桁の外側)の隅木の落とし掛かりの墨が出ました。

この写真は、隅木の落とし掛かり部分を出中側(軒桁の外側)から撮った写真です。

この写真は、軒桁の上側と外側を撮った写真です。

この写真は、軒桁の入り中側(軒桁の内側)から撮った写真です。
入り中側の隅木の下端の出し方は差し金を使って出す方法と計算で出す方法と2通りありますが
ここでは計算で出す方法で出したいと思います。
まず入り中側も隅木の下端の口脇線は4寸勾配の半分の半勾配すなわち2寸勾配は変わりません。
それから隅木勾配4寸ということは垂木勾配、屋根勾配共に4寸になります。
それを踏まえて入り中側の口脇線を出していきましょう。
入り中側では写真右側の隅木幅墨基準で口脇線を出します。
出中側の口脇線(隅木下端)の最下点は小返り下から2寸6分下がったところでした。
出中側から入り中側まですなわち軒桁幅は4寸1分です。ということは水平に4寸1分進むと
4寸勾配でいくら上がるか計算します。4寸1分×4寸勾配で式は410x0.4=164となります。
ということは軒桁幅4寸1分の時、隅木は出中から入り中まで1寸6分4厘上がるということですので
先ほどの2寸6分から1寸6分4厘を引くと式260-164=96になり入り中側の隅木下端は桁天端から
9分6厘下がりになります。この寸法が解ると写真右側の隅木幅の隅から垂直に下へ9分6厘下がった点が
入り中側の隅木下端の最下点になります。
次にこの最下点を通る(先ほどと同様に)2寸勾配の墨を引くと入り中側の隅木の口脇線が引けました。

はぁ~!長かった~。ブログで説明するのは難しいですね。興味ある方は遠慮なく問い合わせや電話して
作業場見学並びに墨付け、手刻み見学して頂いてかまいませんよ。
どうぞお気軽にお問合せ下さい。

本格入母屋造の土壁平屋建て新築工事の母屋の差合わせ!棟梁の仕事ブログ

投稿日時:2016/02/08(月) 00:21

2016年も早くも2月に入り積算や見積や製図がたくさん溜まっているので残業して帰って来てテレビをつけると
清原さんが逮捕されたというニュース速報が…。信じられない…。信じたくない…。と思い寝ましたが
翌日のニュースで当然トップニュースに…。今だに信じられないけどようやく受け入れかけていますが、
何かモヤモヤしている感じです。本当に凄い方だったのに残念で仕方ないです。

さて、母屋の墨付けも終わりその刻みも終わったので今日は母屋の継手の差合わせをアップしたいと思います。
まず、継手の名称は追っかけ大栓継ぎと言う継手で下木と上木を造って下木に上木を叩き込みます。
その様子をアップしますね。

この写真は、上木と下木を並べた状態の写真です。上木を下木に叩き込んでいくと下木に引き付けられる様に
継手の仕口を造っています。

この写真は、下木に上木をカケヤで叩き込んでいる様子の写真です。

この写真は、上木と下木が継合わされピシャリと納まった様子です。
全ての継手をこのように差合せして間竿で長さを確認して長さの微調整をして差合せ完了です。

次のブログでは、いよいよ桁の墨付けをアップしたいと思います。

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